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活版印刷 三日月堂

昨年下半期。持病が悪くなってしまい病院通いが続いた半年でした。街の大きな病院まで、電車とバスを乗り継いで。待合室の雑踏や、大きな病院内を案内図を見ながら探していた検査場所も注射場所も、すっかり慣れた・・・昨日が、最終診察日になりました。経過良好!治療終了! 次はメンテナンス?で半年後検査ですが、ほぼ「完治!」です。やれやれ。

変わらない長い待ち時間。病院の書店で、文庫本を買いました。いつもは診察前に検査やら治療やら説明やらがあって、ウォークラリーのように転々としないといけなかったので、持って行った本を読むことは、ほとんどなかったけど。昨日は診察だけで終わり!と言われていたので、のんびりと腰を据えて?読書三昧。

選んだ本は「 活版印刷三日月堂 星たちの栞 ほしおさなえ ポプラ文庫  680円+税 」

一章目から、泣けました。つらい涙ではなくって、せつないけどあったかい感じです。最初の設定が、母一人息子一人の生活が、息子さんの大学進学によって変わっていく。その「時」の想いと、息子さんへの想い。「活版印刷」と「名前の由来」と、「ゆるやかなあたたかな人のつながり」。いやはや、しみじみ、感じ入りました。あと2年後には(うまくいけばですが・・・)娘を外に出すことが、常に頭の隅っこにあるものだから、お母さんのいろんな想いが重なって、わかる~!!!と叫びながら机を叩きたい(笑)

子どもが巣立っていく時って。ドラマチックな感じじゃなくって。ほんとに、日常の中で、さらっと子どもが、巣立っちゃうんだろうなぁ~。

活版印刷三日月堂に訪れる、さまざまな人達の想いが、店主さんと昔ながらの活版印刷の言葉と向き合いながら、徐々にほぐれていきます。

人の想いって、せつないけど、あったかいなぁ~・・・

時が流れてしまうと、その時の出来事や想いや関係も、どんどん流れて消えて行ってしまう。時が経つのはせつない。いろんなものが消え去っていくけど、でも、なお、残る記憶や想いもある。

大事件が起こるわけでもないし。劇的な展開があるわけでもない。街の小さな活判印刷のお店のお話し。ゆっくり時間が流れている感じが、良かったです。

視点

芥川賞・直木賞が決まりましたね。ちょうど恩田陸さんの作品を借りてきたばかりだったので、ニュースで盛り上がりました・・・って、まだ、読んでいないんです。居間に置いてあるので、娘と交代しながら読む予定です。舞台が浜松だそうで、それも、なんとなく嬉しくて楽しみです。

娘オススメで、前回の直木賞候補作、「 ポイズンドーター・ホーリーマザー 湊かなえ 著 1400円+税 光文社 」 を読んでみました。

帯がすごいですね。「私はあなたの奴隷じゃない!」 湊ワールドをフツフツと予感させる煽り(汗)

6つの短編です。最後の二つが題名と同じ短編で、ペアになっています。

メインが毒親?毒娘?のお話だったので、「お母さん、考えてよ!」とでも思って勧められたのかと思ったのですが。読み終わって、アレコレ話をしていたら、その物語ではなくて、2作目の「ベストフレンド」という短編が面白かったらしく、その話をしたかったんだそうです。ミステリーとしての「作り」が、最後、「あ!」っとなって面白かったのと。「友達」のあり方・・・みたいな所が、共感できたんだそうです。3作目の「罪深き女」も、語る人によって、同じ真実が、ガラリ!と違う話になる所が、とても面白かった。話の内容ウンヌンよりも、コチラ側から見た「気持ちや事実」と、相手側から見ている「気持ちや事実」が、「事実」はリンクしているのだけれども、その人にとって、「全く異なる」・・・そう言われりゃ、そうだよね・・・でも、言われてみないと。こうやって、描かれてみないと。それって、気づかないし忘れちゃうよね。

人って、「自分」っていう「枠」の中で、生きてるよね。

そういえば。私は大学から地元を離れていて。結婚や、あばれはっちゃく(ダンナ)の転勤などで、また地元に戻ってきて。母校に娘が通った訳だけど、同級生の友達の子どもさんと一緒になる機会が多くなり。そこで、初めて、かつての「同級生」と再会し、昔の話をしたりしたんだけど・・・。ホントに、「記憶が違う」って言うか・・・。自分はさほど、仲良くしてなかったと思ってても、その子にとったら「仲良し」だったり。逆に、自分では友達だと思っていたのに、相手は、それほど覚えてなかったり。クラスの様子や出来事など、昔話をすると、「へええええ???」「あれれれれ???」って、思う事がいろいろあって。自分の中でも、相手の中でも、「記憶」の「変換」もあったりして・・・すごく不思議な気持ちになった事を、思いだしました。

毒親?の物語については。「コレは、娘で読むのと、親になって読むのでは、ダイブ印象が違うだろうなぁ~。」って。娘とも話してました。娘の立場で読めば解る部分もあり、親の立場で読むと、それは違うって思ったり。でも、多かれ少なかれ、「親子」の間で繰り広げられる「葛藤」であったり、「親離れ」「子離れ」の過程で起こる「普遍的」な感情が、ちょっと極端?な事例で書かれてるんだろうな・・・と、思いました。

ちょっと思ったのは。

過去に、「アダルトチルドレン」が流行った時には、「自分はアダルトチルドレンだ!」と言い張ったり。「ピーターパン(ウエンディ)・シンドローム」とか、「アスペルガー症候群」とか。精神や心理に関するような言葉や状態が話題になると、その「言葉」に踊らされて、不安に思ってしまう人が一定数出てきてしまう。いろいろと調べたり、診断をしてみて、そうではない・・・と言っても、納得してくれないんだよね。・・・と、知り合いの精神科医さんがぼやいていたのを、最後の話で思い出しながら読んでいました。「こりゃ、毒親だわ・・・」「こりゃ、子の甘えだわ・・・」

とどのつまり。「真実」は、どこにあるのでしょうね。

湊さんの作品らしく、読後感はスッキリしないので。ちょっと気持ちに余裕がある時に読むのが、オススメです(笑)

候補作♪

娘が、高校生直木賞の学内選考委員とやらで、新刊の本を借りてきては、せっせと読んでいます。本好きの友達に誘われて参加したそうですが、直木賞候補の作品を読み合った後に、その感想をみんなで話あっているんだそうです。もともと、読書と言えば、「絵本」「図鑑」「ハウツウモノ」。とっても頑張って「伝記」という、趣味嗜好の持ち主の娘ですが、この会のおかげで、いろんな本を手に取ってます。ありがたいコトです。

何よりも、本好きな先輩方の議論を聞くのが、ものすごく面白いんだそうです。いい経験ですネ♪

読みかけの本が居間に置いてあったので、しっかり読んじゃいました(笑)

「 夜行 森見登美彦 著 小学館 1400円+税 」

森見さんといえば、私はペンギンハイウェイとか好きなんですが。こちらの世界とアチラの世界と、いろんな世界の「ぼわっとした境界線」の空気感。この作品も、そんな空気感満載だなぁ~って、思いました。以前の作品の方が、「ぬらぬら」感は強い気がします。少しスッキリした不思議感。

・・・何言ってるか、解らないよね(汗)・・・この方の作品は、あらすじよりも空気感?が面白いと思うので、読んで浮遊して頂けると楽しいと思います。

娘さんは、特に後半からが面白かったのと。「夜行」の名の通り、「ずっと動いている」感じが好きだと言っていました。

もう一冊。
 十二人の死にたい子どもたち 冲方丁 文藝春秋 1550円+税 」

天地明察の冲方さんの作品ですね。題名通り、12人の死にたい子どもたちの「集い」。そこでの推理や議論が展開されていきます。先が気になって、一気に読んでしまいました。読み飛ばすと、一瞬、12人の名前とキャラが「あれ?コレ、この子だっけ?」と混じるので、誰の発言か解らなくなる時があった(私の能力の問題・・・汗)けど。そのくらい、先が気になる作品でした。面白かったです。

まだ、後、何冊か借りてくるようです。「同じ本を読んで、語りあう」って、結構、面白いですね。我が家など、娘と私では、視点が全く違うので。お互いに語彙不足で伝えあいながら、お互いに、「へぇ~!!!そうなんだ」と思うような発見もあります。なかなか、貴重な体験をさせて頂いてます♪

業務連絡というか・・・

もう終わっちゃったんだけど・・・先週末、横浜で「昆虫大学」なるものが、開催されていて。

もう、HP見ても、Twitter見ても、私的にツボだらけで、悶絶?してました。 昆虫大学のHPはコチラ

Twitterは、ハッシュタグ ♯昆虫大学 で検索してもらうと、いろんな記事に出会えます♪

リアル虫はそれほど得意ではありませんが。大真面目に大人が学び、遊んでいる?クオリティの高さや面白味が、マニアマニアの私にはたまらない世界です♪

娘ちゃんと、記事みて大盛り上がりでした。

にわとりおかんさんと、にゃごままさんと、この面白さを共有したくって。知ってるかも・・・だけど、記事にしちゃった(笑) 見てみて~♪

業務連絡でした(汗)

イプシロン2号機

昨日、イプシロンの2号機の打ち上げが成功しましたネ♪ パソコンで打ち上げ配信を見ていましたが、打ち上げ直後、各地から「イプシロン通過が見える!」と書きこみがあったので、家族三人、急いで外に出てみました。

夜空。西の方はうす曇りでしたが、オリオン座がくっきりと見えて、東から天頂まで、街中でもとてもキレイな星空が見えました。

調度、飛行機もたくさん飛んでいる時間だったようで・・・。点滅する飛行機は判別しやすいのですが、上空すぎると点滅も見にくく・・・飛翔体は5つも6つも確認できるのですが、どれがイプシロンの飛行なのか・・・結局、確定できませんでした。

後で、飛行経路や、みなさんのブログやTwitterの写真などを見るに、「あの、飛行機と並行して見えてた赤っぽいのが、そうかもしれないけど・・・。」という、微妙な感じ(笑) 次の夜間打ち上げまで、もう少し、「見え方」について研究しておかないとダメですね。

それにしても、ロケット打ち上げ後、飛行していくのが見えると知ったのは、つい先日のコト。打ち上げする場所から遠く離れているので、ロケットなんて見えないと思っていました。娘が夏休みにJAXAのスペーススクールに参加したのですが。そこで宇宙好きな子達とのネットワークができ、LINEやTwitterで、いろんな「宙情報」が流れてくるようになり。初めて、ロケットの飛翔が確認できる事を知りました。

そう言われれば、人工衛星だってISSだって見えるんだから、そうか、経路さえ近ければ、ロケットだって見えるじゃん!!!(目からウロコ!!!)

打ち上げから、速度と距離が解ればおおよその見える時間が解るんだ・・・次は計算してもらうかな(もちろん、娘に・・・笑)

打ち上げ後もしばらく、娘さん、宇宙好き仲間さん達のTwitterやらLINEやら、賑やかでした。全国各地で。同じ時間、同じ熱さで、宙を見上げている仲間がいるんだと思うと、なんだか、心がホッコリ♪しました。

イプシロンは、そのコンパクトさが魅力ですが。やはり、「弾道ミサイル」とフォルムが被る部分があり。打ち上げの時のたくさんのコメントの中にも、北朝鮮を意識する発言が多かったです。「先端に積むのが、人工衛星なのか、爆弾なのかの違い」・・・どう利用していくのか・・・どう、利用されていくのか・・・

宇宙好きな仲間達が、純粋に宙を見上げている。そんな姿を身近に感じながら、なんだか、考えてしまいました。

プロフィール

なんちゃって

Author:なんちゃって
震災・福島原発事故をきっかけに、娘と一緒に電気(電池)について学んできました。娘が高校生になったので子育て一段落。私の趣味?のサイエンス系の読書日記や雑感を書いていきたいと思います。一歩ずつ。ぼちぼち。

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