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裏山の奇人 野にたゆたう博物学

娘さん。地学部に所属していて、今、三つの論文に関わっているそうです。とは言っても、一年生。研究そのものは、先輩方が大筋を立てているので、図表を作ったり、参考文献からの引用を整理したり・・・と、もっぱら秘書みたいな仕事でしょうか。資料作りなどに追われているようですが、書くコトで、その研究についての理解が深まっているようです。パソコンは得意なので、きっと、有能な秘書だと思われます(笑)

今までの自由研究では、とにかく、気の赴くままに、知りたいコトを調べてきた研究でした。知りたい事が先にあって、そこに実験が組みこまれていく行く感じ。高校では、まず、興味のある分野の関連する他の人の論文をたくさん読む事。観測データを集める事。データを読み取る事が中心になっているようです。そこから、何かを見つけ、裏付けをして行く・・・といった形です。視野の広さ、知識の多さが必要になってきているようです。

解る事が増えてきたのか、だんだん「地学」そのものが、面白くなってきた・・・と言ってました。電池(化学反応)程は、心奪われないようですけどね。

「心を奪われる」「知りたい事を、知りたいという気持ち」・・・子どもの頃は、誰もが持っている気もちだと思います。一体、いつ頃から、そんな気持ちを、しまい込んでしまうんでしょうかねぇ~・・・。

小さな頃から、昆虫にのめり込み、のめり込みすぎて研究者になった方の本と出会いました。すごく、面白かった!です。このシリーズ全部読んでみたくなりました。近所の図書館は、シリーズ物を、何故か、全編買わないという悪癖?があり、このシリーズも、この一冊しかありません。なんでなんだろうねぇ~??? モグラの方が、もしかしたら、知り合いかもしれない・・・読んでみたい!!!

「 フィールドの生物学 14 裏山の奇人 野にたゆたう博物学 小松貴 著 東海大学出版部 2000円+税 」

著者の小松貴さんという方が、とにかく、虫狂いの方で。子どもの頃からの、虫好きさん。とにかく、虫を捕まえたり、育てたり、観察していた、その延長線上に、「今」がある・・・という方で。「好蟻性生物」の、研究に、まい進しておられます。

蟻って、身近ですけど、「大きさが違うのがいるなぁ~」程度でしか見た事がなかったな。娘が小さな頃、動物園に連れて行っても、動物を説明するトランシーバーか、園内をたくさん歩いている鳩か、お弁当のカケラを運んでいる蟻にしか興味を示さなくて、「おいおい」って思った事があったけど・・・。蟻はしゃがみこんで、ずーっと眺めていたけど、何か発見するというより、動いてるのを見てるのが面白かったんだなぁ~。

蟻をよく観察すると、その蟻を利用したり、食べ物にしたり・・・している、小さな生物達がたくさんいる・・・ってコトを、この本を読んで、初めて知りました。蟻の行列は眺めた事があったけど、その周りにいる生き物に気づいた事は、なかったもんなぁ~。

博士号を取っても、著者さんの身分は、なかなか保証されず。諸所で研究の助成を受けながら、ご本人曰く、「定職がない」「無職」の状態で。決められた仕事をしつつも、裏山や市街地の、「何の役にも立たないから」と、生態も研究されていない小さな生き物達の研究を、ただ、「知りたいから」と言う理由で、追いかけ続けています。探究の原点ですね。

驚くべきは、対象への愛・・・というか。街中で、市中で、裏山で。普通の人達の足元に生きている小さな生物への、鋭い「観察眼」です。広く深い知識があってこそ、同じ風景を見ていても、著者さんの見ている世界と、私達の見えている世界は、全く違うのだろうな・・・って、思います。

論文謝辞に二次元美少女さんの名前を入れてしまったり。小さなハエを萌えキャラにしてしまったり(きっと、彼には、そう見えてるんだろう・・・笑)。持病を「中二病」とするあたり・・・面白い方なんでしょうねぇ~。最近では、講演会は、魔法使いの恰好でされてるとか・・・。

クマムシの研究者の方もそうですが。なかなか、「定職」につけれず、苦労されている方が多いのが、日本の「博士」の現状です。海外の虫を調べるには、自費で研究をしないといけないので。日頃は麦飯を食べ生活費を切り詰めて、海外に行く。工夫して、お金は極力使わない。研究の結果が、すぐに「成果」に結びつくわけではない。なかなか「世知辛い」ですね。

福島の原発事故の後、生態系を調べるのに、過去のデータがあまりにも少なくて、比較対象が出来ずにいる話などを聞くと。「今」ではなく、100年後、200年後に、何かの役に立つかもしれない・・・という視点での支援も、必要なんだろうなぁ~って、思いました。

それにしても、小松さんの、「知らない事を、知りたい」という、気持ちの「強さ」は、スゴイです。ご本人もスゴイですが、見守られ、導かれた御両親や、支えた方々も、よくぞ潰さなかった。よくぞ、潰れなかった。

研究者とて、カスミを食べて生きられる訳ではなし。こんな風に、没頭している人が、ちゃんと食べて行ける社会になると、いいんだけどなぁ~って、思います。

面白かった(^^♪ 虫好きさんも、そうでない方も、面白い一冊です♪ 著者さんTwitter 写真がキレイ(^^♪

読んだよー♪

あー面白かった!面白かったよ~!!

「わからないことをわかりたい」研究って探究ってこの一言に尽きるよね。それにしても著者さんの生き物への興味、愛情はすごいね!マニアマニアのココロくすぐる作品ですね。昆虫知識が増えた!
記載は多くなかったけど、外来種については、今、私(我が家)にとって最大の関心事なので、昆虫業界からの情報はタイムリーでした。
academistのこと知らなかった~ 娘ちゃんがいつか研究資金を募る時があったら、是非協力するから!

ついうっかり、、、
スズメバチ遊びを末っ子に話したら、「それ、今度やってみる!!!」と言われてしまった 汗 危険な遊び・・・どうしようか?!

いつも紹介ありがとう♪

にゃごままさん♪

読んでくれて、ありがと~♪ 面白いよねぇ~!!!

そうそう。マニアマニアの心をくすぐる・・・「マニアマニア!」その言葉が、いいね!・・・ まさに、マニアマニアには、たまらない一冊だよね(笑)

私なんて、絶対に、研究内容よりも著者さんに興味関心もっちゃうから・・・マニアマニアだ(笑)

蜂ね。山奥に住んでいた頃、道の駅が唯一のオープンカフェ?だったんだけどね。そのお店の人がね、蜂の時期になると、鶏肉に紙つけたワナ作って、蜂が持ってくと追いかけに行っちゃって、無人になるのよ(笑) それは、食べる為なんだけどね・・・すごい「探究心」だったよ・・・

娘の研究も、何の役に立つかは、全くアテにはならないけど。楽しい!事を追求するのは、続けてくれたらいいなぁ~って、思ってるよ。

また、図書館、漁ってきます(笑)

No title

 一級建築士の悪友Wと一緒に佐賀県の唐津に行ったとき、渋い唐津焼や唐津城の片隅で鞘堂の中に保全されていた茶室をみたあと、虹の松原を眺めながら、焼き物や茶の文化があるってことは余程栄えたんだろうね、とWは言いましたが、私は見る限り未熟土が多く砂質で水はけのよすぎるこの辺の土では水田に水をためるのも大変だったんじゃないか、第一松原があるという事は土が乾いて水がスカスカ抜ける、養分が少ない事の査証だぞ、と答えたことがあります。
 その後、城の石垣の下に広がる青い草花を見てWが、きれいだねぇ、と言ったので、オオイヌノフグリという草で関東以北でも見れるよ、と答えると、「フグリって、股間のPi-やで?」というので、「実がその格好に似てるんだ」と答えたのですが、長い付き合いの割、こいつ何者?とWに思われた感がありました。
 とはいえWはぱっと見で当時(17,8年前)流行った新幹線のトンネルの内張がはがれて落ちる事故の現場を偶然見て、「水の入れすぎで強度が低い欠陥」と言っていましたから、その道ではちゃんとした建築士ではあります。

M氏さん♪

同じ物を見ていても、知らないのと、知っているのでは、全く違うモノを見ているし、見えてるんだろうなぁ~って、思います。「好き」が高じての「専門」って、迫力ありますね。

土の話は、M氏さんらしいです(笑) 父は職人なんですが、やっぱり、建築物を見た時に、ものすごく細かな違いに気づいて、いろいろ言ってたのを思いだしました。

唐突に、ピーを言っちゃうと、引かれちゃいますから、要注意ですけど(笑) 何か、語るモノを持っているのって、いいですネ♪ 

私は広く浅くで飽き性なので、コアな人に、とても魅かれます。マニアマニアとして、応援しておりますネ(笑)

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なんちゃって

Author:なんちゃって
震災・福島原発事故をきっかけに、娘と一緒に電気(電池)について学んできました。娘が高校生になったので子育て一段落。私の趣味?のサイエンス系の読書日記や雑感を書いていきたいと思います。一歩ずつ。ぼちぼち。

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