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ペンギン

先日。福山雅治さんが結婚されたので、いろいろと彼のお話がテレビで流れていましたが。彼がインタビューの中で、「かっこよさって何?」と聞かれ。「カッコイイ」「モテル」為には、「何か一つの得意なモノがある」という事を上げてましたが。「例えば、ギターを弾ける・・・それは、カッコイイ。でも、このネックの角度がさ、とか、弦がね・・・とか言っちゃうと、もうダメになる。」と。非常に上手いコトを仰ってました。

そうそう。万人受けする為には、「いいね」で、留めておくラインがあるんでしょう。イメージってヤツでしょう。

でも。ひとたび、探究が始まってしまうと、それは流行や大多数からは離れていってしまう。でも、その先に、見えなかった「真実」との出会いがあり。それが、また、何かを起こす機動力になるのだろうな・・・。

私がペンギン本に手を出したのは。単に、「ペンギン、可愛い♪」と言うのと。先日、アルマ望遠鏡の講演会で、日本にいるのは、夏の暑さに耐えれるペンギンで。日本の動物園や水族館にいるペンギンの数が、とても多い・・・というお話を聞いて、興味を持ったからです・・・が。

その先には、知られざる、ペンギンワールドがありました。・・・ここから先を語ると、モテなくなるけど・・・まぁ、いっか(笑)

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「 ペンギン大好き! 川端裕人 著 新潮社 1300円+税 」

ペンギン愛に溢れる本です。と、同時に、読み終えると哀しくなる本でもあります。写真がたくさん掲載されていて、いろんな種類のペンギンに会いに行ったお話が書かれています。

衝撃的?なのは。ペンギンと言えば、氷山」という事で。日本の動物園や水族館では、コンクリートを白く氷山みたいに塗った所で、飼育されているフンボルトペンギン。実際の営巣地では、サボテンの根っこに住んでいる写真を見て。「ありゃりゃ・・・。そういうコトなのね。」 荒野のペンギン大行進・・・。

「ペンギン=南極=氷山の上に住んでる」というイメージだけど。フンボルトペンギンは温帯に住む種類。本当は、草地に住んでいる。でも、日本では、南極観測隊が持ち帰ったエンペラーペンギンやアデリーペンギンが大人気となる・・・が、飼育が難しかった。その為に、サボテンの合間で生活できる種類のフンボルトペンギンが、本来とは違う生息地の環境を模した所で、見せられていたんですね。

ところが。この、フンボルトペンギンも、どんどん数が減少していて。日本の動物園や水族館にいるペンギン達も、貴重な存在になりつつあるんだそうです。最近では、白塗りの氷山から、岩に戻す所も出てきたとか。

「ペンギン、大好き!」と。著者が調べて、取材に行けば行くほど。その、可愛らしいペンギンの数が、どんどん減っている。その原因のほとんどが、人間による環境破壊だ・・・という、哀しい現実が見えてくるのです。タンカー事故によるオイルの流失。開発されて営巣地の激減。エサとなる魚の乱獲。天敵がいなかった為に、飛べない鳥へと進化したのに、外来種の持ち込みによる生態系の破壊。

なんだか。ぬいぐるみ抱えて、可愛い、可愛い♪とだけ、言ってる場合じゃ、ないんだな・・・。

生態については、この本が詳しかったです。

「 ペンギンたちの不思議な生活 海中飛翔・恋・子育て・ペンギン語・・・ 青柳昌宏 著 講談社 ブルーバックス 780円+税 」

ペンギンの生態について、種類や生息地によっての違いなど、詳しく書かれています。ペンギンと、一口に言っても、こんなに違うんだぁ~・・・というのが、始めの感想です。

ペンギンは子どもがある程度、大きくなると、保育園のように子どもだけが集まり若いペンギンが見張りをするんだそうですが。共同保育の話題は聞いたコトがありましたが。エサは、我が子だけを呼び出して与えるんだ・・・とか。

そのエサやりも、だんだんと群れから遠くに呼び出して。エサは与えるけど、帰り道で天敵に襲われるリスクもあり、そこで自然淘汰される・・・とか。

二個卵を産むけど、一つは、巣の外に捨てたり。二羽孵っても、弱い方のヒナにはエサを与えず殺してしまう・・・とか。

ある種類では、幼鳥から大人になる間の、羽が生え変わる時期に。大人の群れに混じって狩りをしないと生きられない。でも、半人前だと大人からイジメられるグループは、頭だけ早く生え変わり、「大人のマネ」をして潜り込んでエサを得る。が、他の種類では、頭の毛が抜けてしまうと、親鳥からエサが貰えなくなるので、モヒカンみたいになって生え残る・・・とか。

うん・・・世知辛いね。

ペンギンの世界も、なかなか、奥が深いですね・・・。これから、見る目が変わりそうです。

No title

今回の記事を読んで思い出したことが・・・。
郁が小学校3年生の時に読んだ本に、同じ川端裕人さんの著書の「サボテン島のペンギン会議」という児童書があります。内容的には、今回の川端さんの本の内容に似ています。
まだ、日本の動物園や水族館が、フンボルトペンギンを白い氷と雪の世界に住んでいるようにみせた飼育していた時代、実際には、生息地をめぐる様々な問題が起きており減少していく野生のフンボルトペンギンたち。そんな中、一部のペンギンの飼育の専門家たちがその生息地を実際に見に行き、生息地のような環境で飼育しようと改善を始めたという内容でした。その時、最初に岩山とサボテンに戻したのが葛西臨海水族園でした。頑張った飼育員さんの話が出ていたような記憶があります。
そして、この本をきかっけに、その年の夏、実際に葛西臨海水族園にペンギンに会いに行きました(元気だったマグロの大群にも会いました)。確かに、岩山とサボテンの中で暮らしていました。

野生のフンボルトペンギンが減少していく中、今や、日本は世界最大のフンボルトペンギンの飼育国だとか・・・。チリ政府と協力して野生のペンギン保護にも力を入れているようですね。
最近は、水族館や動物園に行くこともなくなりましたが、ニュースで「お散歩しているペンギンたち」を見ると、遠い国にいる野生のペンギンたちのことを思います・・・。


No title

 北極圏のスピッツベルゲン島に植物の遺伝資源保全施設ができる随分前から、動・植物園による生物種保護機能が存在の根拠になっていたこともありますが・・・院生になった頃か各国で出始めた「レッドデータブックに鳥類が多いのはファンが多いからじゃないか?」という話が付いて回ってて、それと同じ構造でしか動植物を保全できない、と言う限界もありますね。
 日本生態学会でも、「目に見えて、自分が好きな生き物」と「嫌いな外来生物」が研究素材に上がることが多々あります。その中のシンポジウムで「絶滅危惧生物がなぜ発生するかを考えなくていの?」と偉そうなセンセイに質問したら「それは完全な間違いだ。現存するものを保全しさえすれないんだ」と怒り出しました(多分、古い型の自己肯定の中でしか生きられない絶滅危惧教官なのでしょう)。
 そんな中、企業の持つビオトープの管理法の指示をされている某教授は、外来の様々な植物(明治維新後入ってきた植物)を徹底して排していくと、そこに絶滅危惧種植物が現れるようになることを発見したり、土壌が中性に近く肥料のリンがたくさんたまった耕作放棄地は外来の様々な植物の優占するワンダーランドになりやすい、と言う仮説を出した研究者もいます。この辺の、特に耕作放棄地問題は、たくさん仮説・議論がありますが、多分、どれも否定できないモノじゃないかな?と私は思います。
 浅薄なところで留めるのが人気になるのは多分、それが+αの手の届きそうで、でも届かないところにいる、と言う微妙な親近感がウケるんじゃないかな?と思います。でも何もかもが微妙に浅薄なまま・・・というのは動物的享楽にふけるだけのように思えて、人間性としてどうかな?と思います。
 人が引いていくくらい何か好き、と言うのは決して悪い事ではなく、そこを中心に知識を深めつつ、広められれば、そういう中から「知識人」や「教養人」は出来てくるんじゃないかな?と思います。

郁の母さん♪

「サボテン島のペンギン会議」 面白そうですね♪ 発行日を見てみたら、同じ頃だったので、内容も近そうですね。葛西臨海水族園のHPを見たら、確かに、フンボルトペンギンの水槽は岩山になってました。刊行が2002年なので、展示方法も、いろいろ変わっていそうですね。

児童書を見て、水族館にペンギンに会いに行く・・・いいですね♪ 当時の郁ちゃんも、すごく理解が深まった事でしょう。水族館。写生大会には行ったけど、おおむね、水槽の前で、「可愛い♪」「美味しそう♪」程度の感想で、行き過ぎてたなぁ~・・・。

川に佇むペンギンの写真もあって。それも衝撃的でした。いろいろと、イメージで誤認してる事が、自分で思った以上に多いんだなぁ~・・・と、考えさせられました。

M氏さん♪

M氏さんのコメントを読んでいて。まだ、ペンギンは、好きな人も多いので保全を思う人もいるだろうけど。まだ、発見されてないけれど、秘かに絶滅してしまった種も、たくさんいるんだろうな・・・と。ふと思いました。

私は車に双眼鏡と鳥のミニ図鑑を置いてある程度の、鳥好きですが。カラス・スズメ・ハト以外を初めて見た時の衝撃が強くて、鳥を見始めたので、オリの中の鳥は、あまり興味がなくて。動物園や水族館は写生大会で行く程度でした。今、環境展示が流行ってきたので。その動物の住処にも、想いを馳せる人は増えてきてるかもしれませんね。

西洋タンポポと日本タンポポの分布調査に参加した事がありますが。交配が進んでいて、見分けられない株がたくさんありました。温暖化で、静岡特産のミカンが、もしかしたら、栽培できなくなるかもしれない。害虫の種類も変わってきている事を聞くと、単に、一つの種の問題だけではなくて、「繋がっている」世界を意識せざるを得ないです。

子ども達を見ていると。「キモイ」「イケてる」「好き」「やだ」と。ひと言で、片付けてしまう事が、すごく多いように思えて。その事象の向こう側を、しっかりと知る人に。少なくとも、知らない事がたくさんある事を知ってる人になってほしいなぁ~と、思ってます。

Secre

プロフィール

なんちゃって

Author:なんちゃって
震災・福島原発事故をきっかけに、娘と一緒に電気(電池)について学んできました。娘が高校生になったので子育て一段落。私の趣味?のサイエンス系の読書日記や雑感を書いていきたいと思います。一歩ずつ。ぼちぼち。

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