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天文台日記

塾に送っていく道すがら。道を東に曲がったとたんの工事渋滞。そして、目の前の東の空に、大きな、満月・・・ではなく、この日は十六夜でした。

娘が「うわぁ~。月が、おっきいねぇ~。」と。しばし、車の中からお月見です。後で調べてみたら、東の空の月は大きく見えるけど。今、月の位置は楕円軌道の遠い所にあるんだそうで、実際は、大きな時に比べたら1割ほど小さいのだと。

「月があると、明るいね。」

たくさんの工事の赤ランプに負けないお月様。別格の風格ですね。

大寒のこの時期は、本当に寒いんですけど。空を見上げると、月や星が、とにかくキレイで。輝く星が多くて賑やかなのが、楽しいです♪

先日、読んだ渡部潤一さんの本で紹介されていた、これまた、有名な本を読んでみました。

「 天文台日記 石田五郎 著 中公文庫ワイド版 4100円+税 」

天文学者の石田さんが、岡山天体物理観測所に在中していた時の、1年間の日記です。今でこそ、「星を眺めるのが好きなら、天文学者にならない方がいい」と言われるほど、天文学者のお仕事は空を見上げるよりもデータを見てる方が多い・・・と、お聞きしたことがありますが。

1970年代。当時の天文学者の様子は、まさに昼夜逆転生活。お目当ての星の謎を解き明かす為の、天文台や観測の様子が、とても良く解ります。

「天文学者が星を見てる」と言う事を想像すると、なんだか、牧歌的なイメージがあったのですが。いやはや、どうしてどうして。寒い中、望遠鏡に張り付き、当時は星空のデータを取る乾板の準備から暗室での現像。反射望遠鏡をばらしてメッキをかけたり。その仕事は、多岐に渡ったのですね。

岡山天体物理観測所の仕事として。たくさんの天文学者の研究の為に、研究に合わせた望遠鏡の使用スケジュールを作り、研究の為の施設管理をし、訪れる研究者の方々との研究をすすめ。自らの研究も行う。研究者の忙しい日常が、よく見て取れました。

この本を読んで、天文学者に憧れた子どもさんも、多かったそうで。かつての渡部少年も、夢を目標に変えるキッカケとなったそうです。

夜通し、星を追い。曇り空が晴れるまではクラッシクを聞いてコーヒーをすすり。一晩中、観測に没頭した後、ベットで昏睡する。その、ひたむきさに、子ども達は、空への憧れと、自分を重ねていくんでしょうね。

天文台に訪れる、研究者さん達の、目当ての星や星雲や現象の事。機材の事。研究生活の事が、よく解る一冊です。

星好きの子どもさんに、是非♪


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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

No title

 鳥取県・佐治天文台に勤めている後輩と、木曽天文台を一般公開の時訪問し、その後輩のつてのつてで特別に施設の中を見せてもらいました。シュミットカメラを触らせてもらいましたが、これ以降、日本光学(現ニコン)はかなり赤字を出したため、プロユースの大口径望遠鏡を作らなくなったと聞いた事があります。ちなみにこのとき、立て続けに彗星を見つけたために、全てのコメットハンターの敵と言われていたかもしれない、赤外線天文衛星・IRASの生データも拝見しました。無味乾燥な数字の列ですが、ここからどんな宇宙観が開けるのかを考えると、成果のアウトリーチが天文ファンの夢になるのかな、と思いました。
 岡山天体物理観測所にも、大学の時、備品の反射望遠鏡(木辺麻呂鏡!)の再めっきをしてもらうために行き、天文サークル顧問の教授のつてで舞台裏を見せてもらいました。あとで天文サークルのアルバムに撮ってきた写真を張ったのですが、91cmカスグランを188cmと間違える人がいました。天文台日記に、炭素星を観測する研究者として教授も登場します。教授は退官されてからも天文教室を開いておられて、きちんと星座が言えるようになったとのことを聞きました。
 5月、パシフィコ横浜で地球惑星科学連合が開かれますが、その中に一般セッションがあります。4月29日(祝)もやっていますから、もしよろしければ。

M氏さん♪

貴重なお話、ありがとうございます♪ 

炭素星の所を読みかえしました(笑) めっきをかけなおす話をリアルで体験できたなんて、面白そうですね♪ 天文台で、そんな作業をしてるなんて、思いもつきませんでした。 メッキをはがす作業の話や、乾板の準備、調査対象によって設備を考えたり工夫して作ったり。ただ、知識だけでなくて、物づくりの技がいるのだなぁ~と。

星が好き。プラネタリウム。望遠鏡を買う。くらいまでは、関心が続くのですが。その先の、研究や成果については、一般には、あまりよく知られていないのが現状なんだと思います。子ども達が興味を深められる継続した取り組みが、増えるといいなぁ~と思います。

学会、面白そうですね。地学好きさんの娘の友達にも、言ってみようと思います。


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なんちゃって

Author:なんちゃって
震災・福島原発事故をきっかけに、娘と一緒に電気(電池)について学んできました。娘が高校生になったので子育て一段落。私の趣味?のサイエンス系の読書日記や雑感を書いていきたいと思います。一歩ずつ。ぼちぼち。

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