06
:
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
   

ちいさな言葉

山間の小さな街に住んでいた頃。まだ、小さかった娘を助手席に乗せ、車で山道を走らせていた時の事。

「お母さん! 大変だ! うさぎさんがおっこっちゃう!」と。突然、娘が大声で叫びました。

見れば山間の空に、大きな三日月。夜のお出かけは、めったにしなかったので。娘にしたら、「月が欠ける」なんて、ものすごい衝撃だったのでしょうね。まんまるお月様にうさぎが住んでいる。娘にとっての「月」とは、そういうものなんだなぁ~って。こちらも、ビックリしたのを、覚えてます。

言葉を覚えはじめたり。言葉の概念をわかるようになっていく道筋は、誰もが通る道ですが。その道すがらの、新しい「初めて」の感性に、ハッとする事がたくさんありました。娘の言葉も、いくつか、書き留めてあって。私の大事な「宝物」になっています。もっともっとたくさん、書き留めておけば良かったって思います。

今はブログとかでも、残しておけるので、いいですね♪ 夢と現実が、だんだんと理解できるようになる10歳の頃までは、本当に、「言葉」が面白い。テストの珍解答だと、怒れちゃうけどねぇ~(笑)それもまた、いい思い出になるんだろうな♪

 ちいさな言葉 俵万智 著 岩波書店 1500円+税 」

お母さんになられてからの俵万智さんの歌やエッセイが、とても好きで、時々読んでいます。この本は、息子さんが、言葉を使い始め、言葉を紡いでいくまでの様子を、万智さんの柔らかな感性で受け止めて綴った一冊です。

歌人として、「言葉」に向き合ってきた母が、息子さんの言葉を獲得していく様子を。本当に、暖かく、新鮮に感じながら、楽しんでいらっしゃる様子が、目に浮かびます。「子どもなりの理論」や「解釈」も、本当に可愛らしいです。

子どもさんの「言葉」への気づき。言葉遊び。言い間違いやニュアンスの違い。

トイレットトレーニングや、食事シーンなどの、日常の子育ての様子の中で。言葉が育まれている様子が、よくわかります。

息子さんが、ばぁばに暴言を言った時、「言葉には、言霊がある!」と叱ったエピソードは、歌人らしい叱り方だなぁ~と(笑) 

万智さんは、日々の子育ての中で、「子どもという目のチャンネル」を得る事ができた・・・と、書かれています。子育て・・・特に、子どもが小さな頃は手がかかり、母親は「ままならない」時をたくさん過ごすのですが。そんな中で、「子どもの初めて」に立会い、子どもの目や感性を通して、もう一度、その事に「出会える」という。母業の至福を、この本は、気づかせてくれます。

小さな子どもさんを育てて、今、大変なママさんに、おススメの一冊です♪

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
Secre

プロフィール

なんちゃって

Author:なんちゃって
震災・福島原発事故をきっかけに、娘と一緒に電気(電池)について学んできました。娘が高校生になったので子育て一段落。私の趣味?のサイエンス系の読書日記や雑感を書いていきたいと思います。一歩ずつ。ぼちぼち。

最新記事

最新コメント

カテゴリ

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

カウンター

月別アーカイブ

リンク

検索フォーム

RSSリンクの表示